ミッション

個人の自立と成長を支援し思いやりのある社会づくりに貢献します。

このミッションを追求するために、EIソリューションでは、お客様の課題を解決するために、EI(EmotionalIntelligence)理論を応用し、科学的に検証されたツールと指標を活用して、ソリューションを開発・提供します。 また、このようなソリューションの開発と展開を実行していくことで、EI理論そのものの深化・発展にも貢献していきたいと考えています。

EIを利用して感情を上手に管理することは周囲と良好な関係を築くために役立つ適切な行動を生み出すという考えの下、私たちは、EIに対する理解が浸透し、このような考え方を活かした言動をとることができる個人・組織が増えることで、ミッションが実現できるものと考えています。

そのために、以下の2つの点に留意しつつ事業を推進していきます。ひとつは、EIの考え方に共鳴する企業(EIアライアンス)との幅広い連携を進め、互いの強みを活かしてより有効なソリューションを提供していくことです。もうひとつはEIに関する正しい知識・能力を身につけてEIに関わる活動・事業を行っていく個人(EIパートナー・EIエージェント)を育成・支援することです。

このような活動により、「EIネットワーク」を構築していきたいと考えています。

EIについて

EIについて

EI(Emotional Intelligence)理論は、1990年に米国イェール大学心理学部教授(現イェール大学学長)のピーター・サロベイ博士と米国ニューハンプシャー大学心理学部教授ジョン・メイヤー博士が提唱したものです。1996年にタイム誌の記者であったダニエル・ゴールマン氏の著書「EQ こころの知能指数」が世界的にベストセラーとなり、EQ(Emotional Intelligence Quotient)という言葉が広まりました(ちなみに、IQと類似する概念としてのわかりやすさから日本では広くEQと呼ばれていますが、発祥地である米国ではEIと称されることが普通です。弊社では語義に応じて、知性を意味する場合は「EI」、指数を意味する場合は「EQ」を用います)。

サロベイ博士とメイヤー博士は、EIについて以下のように定義しています。

「EIとは、情動を知覚し、思考の助けとなるよう情動を生み出し、情動や情動的知識を理解し、そして情動を管理する能力である」

最新のEI理論では、EIは次の4つの領域からなると考えられています。

  1. 感情の識別:自分自身や自分の周囲の人がどのように感じているかを識別する能力
  2. 感情の利用:状況の判断や課題の達成のために自分の感情を役立てる能力
  3. 感情の理解:感情がどのような原因から起こるのかを理解し、一定の感情と状況を結びつけることができる能力
  4. 感情の調整:感情的になった場面で、その状態を改善するためにとりうる最善の行動は何かを理解し、その行動をとることができる能力


ここで記したように、EIとは能力です。したがって、他の能力(例えば運動能力)と同様、努力・学習により伸ばすことができますし、あまり使わないと退化していきます。高いEQを持つ人は、保有するスキル・知識を安定的に発揮できる、環境の変化にすばやく対応できる等の特性を持ち、結果としてよりよい成果をあげる可能性が高いと考えられます。

EIのモデル

「EQ」という言葉が紹介されて以来、EQの名を冠した多くの書籍・論文・サービスが発表されています。しかし一方で、本来の定義とは異なる意味・解釈でEQという言葉が使われていることも多く、EQとは具体的には何を意味しているものなのか、混乱した印象を与えていることも事実です。
一般に認知されているモデルとしては、「能力モデル」と「複合モデル」があります。


能力モデル 複合モデル
提唱者 メイヤー
カルーソ
サロベイ
バーオン
ゴールマン
基本コンセプト EIを感情に関する知能として定義 左のオリジナルな定義に加え、精神的健康、動機付け、人間関係を築く能力など、他のスキルや性格的特徴をEIに関連付けた定義
EIの構成要素
<4つの要素>

  • 感情を正確に知覚する能力
  • 思考を促進するために感情を利用する能力
  • 感情とその意味を理解する能力
  • 感情を管理する能力
<バーオンモデル>
(5つの要素)

  • 個人的EQ
  • 対人関係EQ
  • 適応力EQ
  • ストレス管理EQ
  • 全般的ムードEQ

<ゴールマンモデル>
(5つの要素)

  • 自己アウエアネス
  • 自己制御
  • 動機付け
  • 共感
  • 対人的スキル

わたしたちは、EI理論の提唱者であるサロベイ博士、メイヤー博士の「能力モデル」が最も科学的に厳密性を持ったものであると考え、それをベースとしたソリューションを構築しています。

EIソリューションの実績(前身のEIリサーチの実績含む)

  • 大和ハウス工業
  • 日本ベーリンガーインゲルハイム
  • 野村信託銀行
  • 三井住友カード
  • 日鉄ケミカル&マテリアル
  • サイバーエージェント
  • ぐるなび
  • 全日空
  • 野村証券
  • 三井住友信託銀行
  • CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ
  • 旧富士通ミッションクリティカルシステムズ
  • レジェンダコーポレーション
  • 富士通ソフトウェアテクノロジーズ
  • キャノン
  • 帝人フロンティア

採用アセスメントツール

EIアセスメントの受検結果数値を基に職場で不適応状態の受検者を判別することが可能です。育成ソリューションの複数のユーザー企業様におけるそのような受検者をフォロー調査した結果、高い確率でストレス性疾患により退職、休職、または通院などにより戦線離脱する事実が判明しました。採用時においてストレス耐性上リスクが高い応募者が分かるようなアセスメントツールの開発できないかというユーザー企業の要望に応えるため、独自の採用アセスメントルーツを開発致しました。

採用時には受検者はどうしても自分をよく見せようという意識が働くため、通常の自己申告型の検査では結果の予測性が低くなりがちです。弊社の採用アセスメントツールでは強制選択法という検査手法を用いることで、受検者の結果操作を困難にしました。EIのフレームワークに基づいた12の行動価値の優先順位を高い精度でストレス耐性上のリスクの高さを予測します。また企業の人材要件を「優先する行動価値」に置き換え、応募者の受検結果と照らし合わせることで人材要件適合度の判断材料としても活用できます。他社の基礎学力や志向性を測定する適性検査と併用することも可能であり、採用選考時に新たな参考データを提供致します。